一般財団法人 イトオテルミー親友会のホームページ
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2019-02-10
ふくとくさん家 「やけど」

 やけどは、主として皮膚に高温の液体(熱湯、油など)や気体(蒸気)、薬品(酸、アルカリ性)などが作用して起こり、やけどの重症度はやけどの深さと広さによって決まります。  
 やけどの直後は応急処置として、まず患部を水道水や冷たいタオル、保冷剤などで冷やしましょう(水疱ができている場合には潰さないように冷やして保護します)。冷やす時間の目安は15 ~ 30分といわれています。
 広範囲に水疱ができているときや、皮膚が白くなったり黒く焦げたりしたときには水疱を保護し、患部を冷やしながら必ず早期に専門医の診察を受けてください(水疱は保護してください)。
 ここでは、家庭で管理できる狭い範囲の軽い表皮のやけどについて述べます。テルミーの刺激量の目安は、幼児を対象にしています。
【全身テルミー】(幼児の場合)
 1日1回、所要時間は3 ~ 5分以内。3指2本把持法で小さ目の柱火(テルミー線の先端から2 ~ 5ミリ程度)を用い、弱~中の力加減で軽快な摩擦法を適用します。痛みや不安が緩和されて心身が癒やされます。
【局所テルミー】(幼児の場合)
 応急処置として患部を冷やしたあと(ひとまず5~15分間)、まず、やけどの周囲を温めてから患部の吹きつけに移ります。患部には約5ミリ~ 1センチの柱火を用い、3指1本把持法で皮膚より3 ~ 5センチ離して軽く吹きつけをします(漫画の3コマ目を参照)。様子を見て1 ~ 2時間後に同じように繰り返しましょう。裸火を怖がるときには外管を装着して行います。熱と煙の作用により炎症が緩和されます。


※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。


※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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