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2016-07-01
ふくとくさん家 「筋肉痛」

広義には肉離れも筋肉痛に含みますが、一般的な筋肉痛について解説します。筋肉痛とは筋肉に生じる痛みをいい、運動した数時間後から数日に発症します。山登りなどの運動による筋肉の動きで多くのエネルギーを燃焼した結果、燃えカスのような老廃物(疲労物質の乳酸など)が筋肉中の毛細血管に蓄積されて、痛みや炎症を引き起こすと考えられます。安静とテルミーの温熱刺激は、血行をよくして筋肉への酸素を供給し、疲労物質の蓄積防止と排泄を促す効果があります。翌日からかけはじめても十分に疲労物質は排泄され筋肉痛は軽減します。自働テルミーや他働テルミーの連用をすすめます。

【全身テルミー】

1日1回、5~20分。テルミー線は2~4本を目安にします。幼児は成人よりも時間を短く、テルミー線の使用本数も少なくします。山登りの後は筋肉痛のほか肩こりや腰痛も現れます。第二様式を中心にして気持ちのよいテルミーで心身をリラックスさせましょう。

【局所テルミー】

1日1~複数回、5~10分(幼児は5分以内)。山登りや下山の途中、帰宅直後、入浴後、就寝前、翌日には弱刺激(第一~第二様式)で時間は短く回数を多くします。急性炎症に準じたかけ方をします。山に登るときは、主に脛すねの筋肉(前脛骨筋)や太ももの筋肉(大腿四頭筋)、股関節部などが疲れ、下りではふくらはぎ(下腿三頭筋)や太ももの筋肉、足首や膝、股関節、腰にも力が加わります。空間法(スコープ)や摩擦、点擦法で患部を温めると筋肉の緊張がゆるみ痛みは緩和します(下図)。


※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。


※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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