一般財団法人 イトオテルミー親友会のホームページ
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2016-11-01
ふくとくさん家 「咳」

昔から「風邪は万病の元」といいます。風邪かなと思ったときには、あたたかくして栄養や水分をとり、ゆっくりと休むことが基本です。風邪は、合併症を起こさないように早期のうちに治癒へ導くことが大事です。換気を心がけ、室温(20度前後)や湿度(50~60%)の調整も大切です。

【全身テルミー】

自然治癒力を高めるためには1日1~2回、10~20分を目安に継続します。熟睡へ導き、適切な食事の摂取を可能にして体力を維持しましょう。激しく咳きこみ、また体を横たえたときに咳がでるような場合には、まず座位の状態で背中、特に肩甲間部(左右の肩甲骨の間)をテルミースコープ(テルミー線を5本装着し大きめの火で)や摩擦法で十分に温め、呼吸を整えてから楽な姿勢で開始します。

【局所テルミー】

1日2~3回、3~5分を目安にします。背中、前胸部、頸部、腹部には主に空間法や摩擦法で十分に輸熱します(図1、2)。皮膚に触れてぬくもりが残れば、一度中止します。咳の持続は体力を消耗し、前記の部位の筋肉に緊張が起こりますが、温熱刺激によって筋肉痛や凝りなどの諸々の症状は緩和されます。脊柱せきちゅう両側に強めの摩擦や点擦を用いると呼吸は楽になります。

※注意
柱火の煙で咳が誘発されるときは、マスクを着用するか、口元にタオルまたはガーゼハンカチなどを当てておくと、咳き込みを防止することができます。


※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。


※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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