一般財団法人 イトオテルミー親友会のホームページ
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2017-01-01
ふくとくさん家 「打ち身」

一般的に打ち身の初期の処置法(治療法)は、RICE(ライス)といって、①安静(Rest)、②冷やす(Ice)、③圧迫(Compression)、④高拳(Elevation)〔患部を心臓より高い位置に持ち上げること〕を適用します。受傷直後は、安楽な体位にして内出血や痛みを抑えるために、まず冷やします。骨折している場合もあるので、腫れや痛みが軽減しないときには専門医の診察を受けてください。

【全身テルミー】

1日1回、5分を目安に増減し、3指2本把持法または5指2本把握法を用います。柱火は小~中、力加減はやさしく、温和なテルミーを心がけ、痛みや全身の筋肉の緊張を和らげて安心感を与えてください。血行をよくして自然治癒力の働きを高めます。

【局所テルミー】

受傷直後:患部をよく冷やしてから、その周囲を広範囲に空間法(スコープにテルミー線3本装着または内管2本の柱火)や軽摩擦法(指掌2本や3指2本把持法)で温めます(図1)。幼小児にはこの手順が苦痛は少ないと思います。中くらいの柱火を用い時間をおいて、またかけます。

2~3日後:1日2~3回、積極的に患部周囲にかけます。第一様式の摩擦から始め、次第に刺激を強く。軽く点擦を用いてもかまいません(図2)。患部が痛まなくなれば、患部に直接冷温器を用いてかまいませんが、最初はやさしい摩擦を心がけましょう。


※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。


※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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