一般財団法人 イトオテルミー親友会のホームページ
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2017-09-29
ふくとくさん家 「とげが刺さる」

私たちの体には自然治癒力がそなわっていて異物を排除し、再生する能力があります。とげが刺さった場合には、治癒力が働いて、自然にとげは体表面に押し出されてきます。

皮膚の浅い部分に刺さったとげ(木材の破片や竹、バラのとげなど)の処置は、家庭内でできますが、一方、古い木片や汚れた場所にあったものが皮膚の深部にまで刺さったような場合には、専門医の診察を受けて治療してください。

【全身テルミー】(成人の場合)

1日1回。時間は10~20分、テルミー線2~4本を目安に、増減しながら自然治癒力に働きかけてください。中程度の力加減を中心に、大~中くらいの柱火を用いて気持ちよく摩擦してください。

【局所テルミー】(幼児~成人)

とげの刺さった部位に、例えば手の指であれば、内管2本にテルミー線を装着した柱火(裸火)でその指に、熱と煙を息で吹きつけるか燻蒸します(図)。すると数分~十数分でとげの頭の部分が出てくることがあります。しかし、とげの刺さった状態(深さやとげの種類)によって、とげが出てくる時間には長短があり一定ではありません。また、とげの周りの皮膚を十分に温めて、筋肉をゆるめ、痛みを軽減させてから、とげの周囲に点擦を用いる(圧を加える)のもよいでしょう。熱と煙の効果で痛みがやわらぎ、代謝をよくして、さらに感染を防止します。

吹きつけや点擦でとげの部位やその周囲が温もったら一度中止して、また後で繰り返し、同じ方法を用いてください。


※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。


※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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