一般財団法人 イトオテルミー親友会のホームページ
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2020-08-25
ふくとくさん家 「夏かぜ」

 かぜのほとんどは感染性かつ流行性です。原因の90%以上が各種の病原ウイルスであり、夏にも活発化するウイルスや細菌、寒冷や乾燥、過労による体力の低下などにより発症します。治療の基本は、保温をし、安静にして十分な休養と睡眠をとり、水分や栄養を補給すること、そして室温や湿度の管理、うがいや手洗いの励行などがとても大切です。

 【全身テルミー】
 1日1~2回。所要時間は10~20分、テルミー線は2~4本を目安に状態により増減します。柱火は大きく、5指2本把握法で中くらいの力加減を中心に、温和な摩擦法を用います。快適な温度刺激を体表に与えると、血液やリンパ液の流れが良くなり、ぬくもりによる安息感や心理的には爽快感が得られ自然治癒力を促進します。自然治癒力を高めることが免疫系の働きを促し、生体(心身)の恒常性維持(免疫系、自律神経系、内分泌系の円滑な働き)へとつなげていきます。テルミーを継続して体温(36.5~37℃)を保持し、体力や免疫の力を低下させないようにしましょう。

 【局所テルミー】
 1日1~3回。所要時間は約3~5分。下痢や腹痛では、腹部や仙骨部にはテルミースコープを用いるか(図1)、弱~中の力加減で摩擦します(図2)。夏かぜのウイルスは腸(腸管)やのどで増えやすいといわれています。腸(腸管)には免疫細胞が多数存在するので、腹部、仙骨部に温熱刺激を与えて下痢や腹痛を早期に緩和し、体力の消耗を防ぎましょう。


※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。


※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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