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2023-11-10
きょうも元気にてるみちゃん 「肩こり」の巻

 肩こりは、連続して長時間同じ姿勢での作業、猫背や前かがみの姿勢、運動不足、ストレス、眼の疲れ、冷房などが原因で起こります。症状は、首の後ろから肩や背中にかけての幅広い筋肉(僧帽筋)の張りや凝った感じがしますが、痛みや頭痛、吐き気を伴うこともあります。
 テルミーを継続していても思うように肩こりが改善しない場合には、病気に起因する肩こりかもしれません。医療機関(内科・心療内科・整形外科・眼科など)を受診しましょう。

  全身テルミー
 1日1回。所要時間は10~20分、テルミー線2~4本を目安にそれぞれ増減します。柱火は大きく、力加減は中等度の刺激を中心に、5指2本把握法で強弱の変化をつけて軽快に摩擦します。精神的なストレスが原因の場合には、温和で単調なゆっくりした摩擦を繰り返して催眠感を与え、熟睡へと誘いましょう。温もりによる安息感と快適な刺激は、血行を促し、筋肉の緊張を和らげることで心身が癒されていきます。

  局所テルミー
 1日2~3回。肩や両側の肩甲骨の間(肩甲間部)の筋肉が板状に硬く張っている場合には、先に肩や肩甲骨の周り、背中全体、後頭部や後頚部に軽く摩擦(図1)、またはテルミースコープで温め、血行を促すと筋肉が和らぎます。肩こりの筋肉(僧帽筋)は腰や鎖骨の外側にまで分布していますので、背中や腰、前胸部の筋肉への摩擦は大事です。腹部への渦巻き状の摩擦は副交感神経を優位にして心身をリラックスさせます。根気よく継続しましょう。
 手で触れて凝っている部位には、摩擦で筋肉の緊張を和らげてから小さな火で点擦を用います(図2)。頭皮には大きめの柱火で、顔や目の周りは小さな火で摩擦します(図3)。


※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。


※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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