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2018-06-10
ふくとくさん家 「靴ずれ」

 靴ずれは誰もが一度は経験したことがあると思います。まず靴ずれを起こさないように予防しましょう。それには新しい靴で長時間歩かないようにすることや、靴ずれ予防のパッドを用いるなどの工夫をする必要があります。靴ずれで水疱ができ、皮膚がただれてしまった場合には、患部を水道水できれいに洗い流し、市販の傷パワーパッドで患部を保護し、毎日手当てします。テルミーを上手に併用して、痛みを和らげ、細菌の感染を防止しましょう。幼小児の場合の刺激量は成人の4分の1~2分の1が目安になります。

【全身テルミー】  
 1日1回、所要時間は約5~10分以内(小児)。テルミー線は1~2本。自然治癒力を高める目的で継続します。柱火は小~中くらいで小児の皮膚の感受性に合わせましょう。力加減は弱~中程度のやさしい刺激を用いて気持ちよくかけます。冷温器の持ち方は3指2本把持法または5指2本把握法を用います。
【局所テルミー】  
 1日1 ~ 2回、所要時間は約1分程度。状態を見ながら増減します。靴ずれで皮膚が発赤して痛い、また、水疱になっているなどの状態のときには、まず周囲の健常な皮膚に空間法(テルミ-スコープ、吹き付け)または摩擦法(3指2本または1本把持法)を用い、次に患部に空間法(テルミースコープ、吹き付け)を行います。空間法はテルミー線1本または2本を持って吹き付けする方法のほか、スコープに2 ~ 3本装着して用いることもできます(図1、漫画参照)。靴ずれの程度によって選択してください。患部を清潔なガーゼで覆った上から空間法を行うと、空間法を用いたときのピリピリした痛みを抑えることができます。その後、傷パワーパッドで保護しておくとよいでしょう。


※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。


※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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