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2023-08-10
きょうも元気にてるみちゃん 「発熱」の巻

 平熱には個人差がありますが、一般的には37.5度からは発熱といえます。発熱は体を護る防御反応の一つと考えられています。子供は大人より熱に強いため、原則として熱が高くても(39度~40度位)元気よく、機嫌もよく、水分が十分飲めていれば様子をみるだけでよいでしょう。但し、意識がはっきりしない、顔色が悪い、痙攣がみられる、頻回に嘔吐や下痢などの症状がある場合には、早めに小児科を受診してください。

  全身テルミー
 1日1~2回。5分前後を目安に、小さめの柱火(約5㎜~1㎝)で力加減は弱~中で軽く摩擦します。室温に注意して寒くないように行います。楽な体位でかけ始めることが大事です。例えば、仰向けでは、足~下肢や手~上肢、うつ伏せでは、足の裏~下肢から行うのもよいでしょう。
 テルミーの前後には体温を測り、状態を観察します。施術後、時には体温の上昇(0.5~1.5度)がありますが、発汗解熱作用で2時間~数時間後には体温は降下していきます。体温測定のあとには、テルミーの前後で水分(約100mℓ前後)の補給をしましょう。

  局所テルミー
 足の裏(図1)、左右の肩甲骨の間(図2)、腹部(図3)は、少し大きめの柱火を用いて短時間で温めます。様子を見ながら約2時間後にも繰り返して行いましょう。額や手足、背中が汗ばみ始め、発汗作用の促進に繋がれば体温は下降していきます。発汗の度に体の汗を拭き、寝衣は交換してください。


※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。


※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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