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2024-05-10
きょうも元気にてるみちゃん 「捻挫」の巻

 捻挫は関節が通常に動く範囲を超えて捻じれたことにより、骨同士をつなぐ組織(靭帯、腱、軟骨など)が傷ついた状態をいいます。足首や、膝、肘などに起こしやすく、痛み、腫れ、内出血などの症状が現れます。受傷直後には、まず応急処置(安静、アイシング、圧迫、挙上)を行ってから、テルミーを適用すると早く病態を改善させることができます。
 以上のようなセルフケアをしていても、3日以上まったく痛みや腫れ、内出血などが軽減しない場合には、整形外科医の診察を受けましょう。

  局所テルミー
 受傷直後は、痛みや腫れに対して応急処置を先行します。患部(今回のケースでは左足首)を少し挙上した状態で約20分程度アイスパックや氷水で冷やしては10分ほどアイシング(患部の冷却)を休み、再度同じように数回繰り返します。手で触れて患部の状態(痛み、腫れ)が落ち着いてきたら、その周囲、または反対の健常な足・下肢を先に摩擦します(図1)。それから患部を刺激しないようにテルミースコープ(テルミー線は3~5本装着)で軽く(数秒を目安)皮膚表面を温める程度にし、時間を置いて、あとで同じように行います(図2)。1日2~3回を目安に。
 受傷後1~3日は安静を保ち、患部周囲の広い範囲には摩擦で熱と刺激を与え、痛みや腫れに対応します。徐々に痛みや腫れが軽くなれば患部は多めに温め、周囲には少し強く摩擦や点擦を加えることで循環をよくし、治癒へと導きます。1日1~2回を目安に。
 患部の皮膚が冷温器の刺激を過敏に感じる場合には、テルミースコープで十分に温め、軽摩擦から徐々に強くしていきましょう。

  全身テルミー
 1日1~2回、所要時間は10~20分、テルミー線2~4本を目安に行います。受傷直後や当日では患部(足首、膝、肘)にはクッションなどを用いて挙上して、安楽な体位を保持して行うと、苦痛(痛みや腫れ)の軽減に繋がります。
 柱火は中~大程度、力加減は中等度の刺激を中心に5指2本把握法で温和な摩擦法を用います。苦痛による筋肉の緊張(こわばり)や血行障害などは、テルミーの温もりと刺激によって緩和され循環がよくなり、自然治癒力が高められます。
 腫れや痛みなどが解消しても1~2か月はテルミーを継続して後遺症を残さないようにしましょう。


※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。


※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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