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2019-07-10
ふくとくさん家 「のぼせ」

 のぼせは、上半身、特に顔面が熱くなって紅潮し、頭に血がのぼるような感覚を指す場合が多く、直接的な原因は、自律神経系の機能失調と考えられています。  
 のぼせの背景には、高血圧、糖尿病、甲状腺機能亢進症などの疾患が隠れている場合もありますので、健康診断による全身のチェックは必要です。
【全身テルミー】  
 1日1~2回。所要時間は10~20分、テルミー線2~4本を目安にそれぞれ増減します。力加減は弱~中で、温和な摩擦法を中心に行い、爽快感を与えます。快適な温度刺激によって自律神経系と内分泌系の協調作用を高め、のぼせの状態を解消していきます。
【局所テルミー】
 1日1~2回、所要時間は1~5分を目安にします。顔面が紅潮し、ほてっている場合には、顔面および頭頸部は、テルミー線には火をつけないで外管に装着して、3指2本把持法の冷擦法を用いてもかまいません。手や下半身(腹部、仙骨部、下肢、足)には、テルミースコープや摩擦法で十分に温めてください(図参照)。


※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。


※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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