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2021-02-10
ふくとくさん家 「肩こり」

 原因は首や背中が緊張するような長時間の同じ姿勢(前かがみ、猫背)と作業、運動不足、精神的なストレス、冷房などです。僧帽筋(首の後ろから肩や背中にかけての筋肉)が緊張し、凝りや痛み、頭痛や吐き気を伴うことがあります。明らかな原因疾患があればその治療を優先する必要があります。

 【全身テルミー】
 1日1回。所要時間は10~20分、テルミー線2~4本を目安に増減します。大きな柱火で、力加減は中等度の刺激を中心に5指2本把握法で軽快に摩擦します。精神的なストレスに対しては、就寝前に体表を軽く温熱刺激し、心身をリラックスさせます。ぬくもりによる安息感、刺激による快適さや満足感は、副交感神経を優位にします。つまり、血行が良くなると筋肉の緊張は和らぎ、熟睡へ導くことで心身の疲労が解消されるのです。

 【局所テルミー】
 1日2~3回。うつ伏せや座位で、頭部から後頚部、背中全体を大きな柱火で十分摩擦して温め、筋肉の緊張を和らげます(図1)。慢性の肩こりで肩や背中の筋肉が硬い場合には、最初にテルミースコープで温めるとよいでしょう。肩や脊柱両側には小さな火で点擦をゆっくり深く行います(図2)。仙骨部や眼部を温めると副交感神経を優位にします。


※健康成人への施術例です。症状にあわせて火の大きさや施術の時間を調整しましょう。


※テルミー療法を過信しすぎず、医療の適期を失わないことが大切です。 症状の継続または増強が見られた場合には、すぐに医師の診察を受けましょう。


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